診療科紹介

救急患者さんの初期治療と重症患者さんの集中治療に携わる診療科です。

病気やけがの種類にかかわらず救急患者さんの初期治療に当たるとともに、多発外傷、中毒、重症熱傷、環境障害(熱中症、低体温症)などの重症患者さんに対して、専門的な集中治療を行います。

担当する疾患

  • 多発外傷
  • 中毒
  • 重症熱傷
  • 環境障害(熱中症、低体温症)
  • 敗血症
  • 蘇生後脳症

検査・治療法の詳しい説明

多発外傷

交通事故や高所からの転落などで、体の複数の部位に大きな損傷がある状態です。大量出血している場合が多く、緊急手術やカテーテルによる止血術(動脈塞栓術)、内臓損傷に対する修復手術、骨折に対する手術、集中治療室での全身管理をあわせて行います。

中毒

薬物や毒物を多く摂取して副作用が現れている状態です。意識障害、呼吸障害、血圧低下などを伴う重篤なケースでは、生命に危険が及ぶこともあるため、集中治療を行います。薬物によっては解毒剤の投与や、人工透析の治療が有効なものもあります。

重症熱傷

熱傷は火や熱湯による受傷が多く、自己治癒可能な浅い小範囲の熱傷から、複数回の手術や集中治療を要する広範囲熱傷までさまざまです。救急科ではそのうち、気道熱傷や広範囲熱傷といった重症熱傷を担当します。熱傷は深さや範囲によって治療方針が異なり、特に範囲が広く、深い熱傷では早期の手術が必要とされています。また気道損傷を伴う熱傷では気道狭窄や呼吸不全により人工呼吸療法を必要とする場合もあり、その治療には専門的な知識と技術が必要です。当救命センターでは適宜皮膚科や形成外科と連携をとりながら、これらの熱傷患者の手術から人工呼吸療法を含めた集中治療までを包括的に実施しております。

環境障害(熱中症、低体温症)

重度の熱中症では意識障害を含む多臓器障害を伴うため、積極的な冷却に加えて集中治療室での全身管理を行います。重度の低体温症では、意識障害、呼吸障害、血圧低下、重度の不整脈などによって生命に危険が及ぶため、温風や電気毛布などによる体外からの加温、加温輸液などによる体内からの加温を組み合わせて体温を正常に戻すとともに、集中治療室で全身管理を行います。最重症の場合には、人工心肺装置(ECMO)による呼吸循環サポートと復温を同時並行で行います。

敗血症

生命を脅かすさまざまな感染症に対する生体反応によって、組織障害や臓器障害が起こるものです。重度のものでは死に到る場合もありますので、感染症の治療に加え、集中治療室での全身管理および集中治療を行います。感染症の種類によってはほかの診療科と協力して治療に当たります。

蘇生後脳症

人は心肺停止状態になると、脳を含むすべての臓器で血液の供給がストップし、結果として組織低酸素による多臓器障害が起こります。初期治療によって心肺停止状態から蘇生した場合、集中治療室で脳保護を目的とした神経集中治療、全身管理および集中治療を行います。

実績

救急搬送受入実績(令和5年4月~令和6年3月)

  • 搬送依頼件数 8,507件
    • 救急受入台数 7,201台(うちヘリコプター37機)
    • (不応需 1,306件 応需率 84.64%)
  • 不需要1,306件

理由

  • ER満床223件

救急患者受け入れ件数(救急車、walk-in、合計)の5年間推移

救急科入院患者数

救急科 実績 入院患者数

救急科入院患者内訳

救急科 実績 入院患者数内訳

医師紹介

  • 救命救急センター長
  • 髙階 謙一郎
  • 卒業年昭和60年
  • 認定医・専門等資格名日本救急医学会救急科専門医・指導医 日本外科学会外科専門医 社会医学系指導医 日本赤十字社災害医療コーディネーター 京都府災害医療コーディネーター JPTEC近畿副代表 MCLS管理世話人 日本DMATインストラクター JATECインストラクター NDLSインストラクター PBECインストラクター

京都府全体における救急医療体制の発展や災害時の医療体制構築に積極的取り組みたいと考えています。

  • 救命救急副センター長
  • 岡本 文雄
岡本 文雄
  • 卒業年平成4年
  • 救命救急副センター長
  • 竹上 徹郎
  • 卒業年平成6年
  • 認定医・専門等資格名日本救急医学会救急科指導医 日本集中治療医学会集中治療専門医 日本脳神経外科学会専門医 日本脳神経血管内治療学会専門医 日本脳卒中学会指導医 日本脳神経外傷学会指導医 日本小児神経外科学会認定医 社会医学系指導医 麻酔科標榜医 京都府災害医療コーディネーター 日本赤十字社災害医療コーディネーター 日本災害医学会評議員 日本救急医学会ICLSディレクター MCLS世話人 日本DMATインストラクター JATECインストラクター JPTECインストラクター MIMMSインストラクター JTAS認定医師アドバイザー

脳神経外科救急疾患を主体にER診療から手術治療、集中治療まで行います。災害・病院前診療にも力を入れています。救急医療はER・集中治療・手術・病棟治療の総合力です。全診療科の力を合わせ、チームワークで治療させていただきます。

  • 副センター長・部長(ER)
  • 安 炳文
  • 卒業年平成10年
  • 認定医・専門等資格名日本救急医学会救急科専門医 日本小児科学会専門医 JATECインストラクター AHA-PALSインストラクター BEAMS講師 日本DMAT隊員(統括DMAT)

救急外来(ER)を主に担当しています。命にかかわったり重大な後遺症につながったりする重症の疾患、急な症状で病気の種類が分からずにどこを受診してよいか分からないもの、痛みやその他の症状による苦痛が強いものなど、救急受診する皆さまの困りごとはさまざまです。困ったときのよりどころとなれる救急外来を目指して診療を行っています。求められること、提供できることをふまえて、困りごとについてもっとも良い方法を一緒に考えていきましょう。

  • 副センター長・部長(救命病棟)
  • 堀口 真仁
  • 卒業年平成11年
  • 認定医・専門等資格名日本専門医機構認定 救急科専門医 日本集中治療医学会認定 集中治療専門医 日本内科学会認定 総合内科専門医 日本循環器学会認定 循環器専門医

師匠から教わった「全次救急・全例応需・正診率10割」を信条に、迅速かつ的確な診療を心がけています。

  • 副部長
  • 的場 裕恵
  • 卒業年平成17年
  • 認定医・専門等資格名日本救急医学会救急科専門医 JATECインストラクター JPTECインストラクター 日本赤十字社海外派遣要員 日本DMAT隊員

救急室へ来られる患者さまに安心して帰宅していただけるような診療を心がけています。

  • 医長
  • 岡 克彦
岡 克彦
  • 卒業年平成3年
  • 認定医・専門等資格名関連10学会構成日本ステントグラフト実施基準管理委員会 胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術実施医 関連10学会構成日本ステントグラフト実施基準管理委員会 腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術実施医
  • 医長
  • 香村 安健
  • 卒業年平成15年
  • 認定医・専門等資格名日本救急医学会救急科専門医 日本救急医学会ICLSディレクター JATECインストラクター 日本集団災害医学会セミナーインストラクター ISLSファシリテーター 日本DMAT隊員
  • 医長
  • 藤本 善大
  • 卒業年平成21年
  • 認定医・専門等資格名日本救急医学会救急科専門医 日本集中治療医学会集中治療専門医 日本内科学会総合内科専門医
  • 医長
  • 岡田 信長
  • 卒業年平成21年
  • 認定医・専門等資格名日本内科学会認定医 日本専門医機構認定 救急科専門医 日本集中治療医学会認定 集中治療専門医 日本DMAT隊員
  • 医長
  • 榎原 巨樹
  • 卒業年平成22年
  • 認定医・専門等資格名日本救急医学会救急科専門医 日本集中治療医学会集中治療専門医 日本DMAT隊員
  • 医長
  • 松室 祐美
  • 卒業年平成27年
  • 認定医・専門等資格名日本救急医学会救急科専門医 日本外科学会外科専門医
  • 医長
  • 渡辺 昇永
  • 卒業年平成27年
  • 認定医・専門等資格名日本救急医学会救急科専門医 日本温泉気候物理医学会温泉療法医 日本救急医学会ICLSインストラクター
  • 医師
  • 加藤 拓真
  • 卒業年平成31年
  • 認定医・専門等資格名日本内科学会内科専門医 認知症サポート医
  • 専攻医
  • 木村 冬馬
木村 冬馬
  • 卒業年令和3年
  • 専攻医
  • 佐藤 秀亮
  • 卒業年令和5年

診察担当医表

診察担当医表
午前 榎原 松室 藤本 的場 堀口
午後 岡田 竹上 渡辺 香村
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