診療科紹介

血液内科は白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍や、再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少症などの良性血液疾患を対象に、エビデンスに基づいた高度医療を提供しています。経験豊富な専門医が看護部、血液検査室、輸血部、薬剤部スタッフなど多職種と緊密に連携し、チーム医療を実践しています。無菌室25床を含む44床の血液内科専門病棟で、厳重な感染管理のもと、日々の診療を行っています。

血液内科は急性および慢性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍や、再生不良性貧血、赤芽球癆、溶血性貧血(自己免疫性溶血性貧血、発作性夜間血色素尿症)、血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病)、血友病など、あらゆる血液疾患を対象に、エビデンスに基づいた高度医療を提供しています。血液疾患には治療を必要とせず経過をみるだけでいいような疾患から、長期にわたり複雑な治療を必要とする疾患があるため、経験が豊富な血液内科専門医が日々の診療にあたっています。

血液内科の診療は、正確な診断を行い、適切な治療を選択することで、良好な予後がえられる可能性が高まります。当院では、技術力の高い血液検査室・造血器腫瘍に専門性の高い病理診断部を有しており、タイムリーに正確な診断をつけ、早期に適切な治療をおこなうことができます。

病棟での診療は、血液内科専門医によるチームを骨格とし、経験豊富な看護スタッフ、薬剤師、栄養士、輸血部など多職種と緊密に連携し、無菌室25床を含む44床の血液内科専門病棟で、厳重な感染管理のもと、チーム医療を実践しています。

当院は,日本造血・免疫細胞療法学会の移植認定施設(認定カテゴリー1)となっています。造血細胞移植コーディネーターと協力し、より多くの患者さんに望ましい移植の選択肢が提供できるように取り組んでいます。骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血輸血を無菌室で厳重な感染管理のもと、積極的に行っておりますが、とくに自家末梢血幹細胞移植は多数の実施実績があります。

また当血液内科は、日々血液疾患の治療法の開発や改善に努めています。臨床試験とは、新薬、新薬の組み合わせ、またはすでに承認されている薬剤について、新しいもしくは異なる方法で治療を開発する研究ですが、当院はいくつかの多施設共同臨床試験や治験に参加しております(臨床試験は厳格なガイドラインの下で実施されます)。

基本的診療方針

  1. 国内外のガイドラインに基づき、治癒を目指したより良い治療を提供します。
  2. 治癒を目指すことや標準的治療を行うことが難しい方には、患者さんのご意向を尊重したより良い治療を提供します。
  3. 丁寧な説明を心がけ、医療者と患者さんで情報を共有し,治療方針を決定いたします。
  4. 日本血液学会・日本造血細胞移植学会・骨髄バンク・臍帯血バンクの施設認定を受けており、移植医療にも力を入れています。
  5. 多施設共同臨床研究や治験に参加し、新規治療法の開発に努めています。

担当する疾患

  • 白血病(急性骨髄性白血病,急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病など)
  • 骨髄異形成症候群
  • 悪性リンパ腫
  • 多発性骨髄腫
  • 骨髄増殖性疾患(本態性血小板血症、真性多血症、骨髄線維症、慢性骨髄性白血病など)
  • 貧血(再生不良性貧血、赤芽球癆、溶血性貧血、発作性夜間血色素尿症など)
  • 出血性疾患、凝固異常、血友病
  • 血小板障害(特発性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病など)

実績

令和5年度の総入院患者数はのべ15,218名(前年度は15,283名)でした。総外来患者数については、のべ9,124名(前年度は461名)で増加傾向にあります。新入院患者数は778名で前年度よりも10名多く、こちらも増加傾向にあります。疾患の内訳としては、悪性リンパ腫が377名、急性白血病が154名、多発性骨髄腫が63名などでした。血液内科として特徴的な疾患である造血器腫瘍が大部分を占め、急性白血病患者数の増加が際立っていました。当科における代表的な疾患の最近の治療成績として、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫・濾胞性リンパ腫の5年生存率は各々73 %と98%と良好であり、当科の得意分野と言えるかもしれません。急性白血病では31%あり、これは我が国の平均的なレベルと思われます。造血細胞移植は年平均15件程度行っています。令和6年は同種移植が9件、自家移植が7件でした。

造血幹細胞移植数
2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
同種移植(血縁):末梢血 6 6 5 1 3
同種移植(非血縁):骨髄 1 4 3 4 3
同種移植:臍帯血 1 0 0 4 3
自家移植:末梢血 6 8 4 6 7
14 18 12 15 16
外来患者数
2021年 2022年 2023年
外来初診患者数 454 427 481
外来化学療法件数 808 1321 1456

医師紹介

  • 部長
  • 内山 人二
  • 卒業年平成元年
  • 認定医・専門等資格名日本内科学会総合内科専門医、指導医、認定内科医 日本血液学会認定血液専門医、指導医 日本造血・免疫細胞療法学会 造血細胞移植認定医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本輸血・細胞治療学会認定医 骨髄バンク調整医師 細胞治療認定管理師 近畿血液学地方会評議員 京都府立医科大学 臨床教授 京都府立医科大学 客員講師 京都内科医会参与 日本透析医学会専門医、指導医 日本循環器学会専門医 日本腎臓学会専門医 Infection Control Doctor
  • 副部長 (輸血部)
  • 岩井 俊樹
  • 卒業年平成5年
  • 認定医・専門等資格名日本内科学会総合内科専門医、指導医、認定内科医 日本血液学会認定血液専門医・指導医 日本輸血・細胞治療学会認定医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本造血・免疫細胞療法学会 造血細胞移植認定医 骨髄バンク調整医師 細胞治療認定管理師 近畿血液学地方会評議員 日本輸血・細胞治療学会近畿支部評議員
  • 副部長
  • 松本 洋典
  • 卒業年平成10年
  • 認定医・専門等資格名日本内科学会総合内科専門医、認定内科医 日本血液学会認定血液専門医・指導医 近畿血液学地方会評議員 日本検査血液学会評議員 京都府立医科大学 客員講師
  • 副部長
  • 古林 勉
  • 卒業年平成14年
  • 認定医・専門等資格名日本内科学会総合内科専門医、認定内科医 日本血液学会認定血液専門医・指導医・評議員 日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、指導医 日本造血・免疫細胞療法学会 造血細胞移植認定医 細胞治療認定管理師 日本骨髄腫学会 代議員 京都府立医科大学 客員講師 骨髄バンク調整医師
  • 医長
  • 杉谷 未央
  • 卒業年平成15年
  • 認定医・専門等資格名本内科学会総合内科専門医、認定内科医 日本血液学会認定血液専門医・指導医 日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、指導医 日本造血・免疫細胞療法学会 造血細胞移植認定医 日本医師会認定産業医
  • 医長
  • 村松 彩子
  • 卒業年平成27年
  • 認定医・専門等資格名日本内科学会認定内科医
  • 専攻医
  • 埜中 広一
  • 卒業年令和3年
  • 専攻医
  • 有田 梨乃
有田 梨乃
  • 卒業年令和5年
  • 専攻医
  • 鈴木 治憲
  • 卒業年令和5年

診察担当医表

診察担当医表
一診 松本 古林 新山 内山 岩井(再診)
二診 新山 大城 (血友病外来) 杉谷 埜中 栗山(新患)
午後 (2時~) 移植後外来 (看護師)
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