脳神経外科は脳神経疾患の中で主に手術の対象となりうる疾患を診る診療科です。
脳神経外科では脳血管障害を中心に頭部外傷、脳腫瘍、機能的脳疾患などの脳神経疾患に対して総合的に診療を行っています。具体的な治療方法として、薬剤治療を含めた一般的な全身管理に加えて顕微鏡手術(マイクロサージェリー)、血管内治療(カテーテル治療)、神経内視鏡手術、放射線治療などがあり、それらを使い分け、あるいは組み合わせて治療を行っています。特に近年では血管内治療の進歩が著しく、顕微鏡手術との使い分けがますます重要となっています。当科では患者さん一人ひとりに合った適切な治療方法を提案し、治療を行っています。
くも膜下出血、未破裂脳動脈瘤、脳腫瘍、下垂体疾患、頚動脈狭窄症・閉塞症、慢性硬膜下血腫、脳出血、頭部外傷、三叉神経痛・顔面けいれん、正常圧水頭症、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻
放射線検査の一つで頭部の断層画像を作成します。撮像時間は3分程度と短時間で完了します。造影剤を使用することで脳血管や頚部血管の3D画像を作ることもできます。
磁気と電波を用いて頭の断層画像を作成します。CTに比べて脳実質の病変をより詳細に描出できまるのが特徴です。また造影剤を使用せずに脳血管の描出ができます。撮像時間は約30分とやや長く、狭い空間での撮像となります。
手首や足の付け根から針を刺し、カテーテル(直径数mmの管状の医療機器)を体内の動脈内へ進めて頚部の血管に留置します。造影剤をカテーテルを通して頭頸部へ向けて注入し、連続でレントゲン撮影を行うことで脳や頚部の血管を描出します。CTやMRIと比較して血管を描出する解像度が高く、動脈から毛細血管、静脈への血流の流れを見ることができます。検査は入院を必要とし、通常1泊2日で行います。
開頭を行い顕微鏡で脳神経や微細な血管を剥離しながら行う手術です。脳腫瘍の摘出術や脳動脈瘤クリッピング術、頚動脈内膜剥離術、バイパス手術などで行います。
四肢の動脈からカテーテルを挿入し、脳まで進めて行う治療です。くも膜下出血や未破裂脳動脈瘤に対する脳動脈瘤コイル塞栓術、脳腫瘍や慢性硬膜下血腫に対する血管塞栓術、硬膜動静脈瘻の治療などがあります。
鼻の穴や頭蓋骨に開けた小さな骨孔から内視鏡を挿入し、狭い空間で行う手術です。下垂体腺腫に対する経鼻内視鏡手術や脳内出血に対する内視鏡下血腫除去術などがあります。
手術名 | 数 |
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全手術件数 | 153 |
脳腫瘍摘出術 | 4 |
脳動脈瘤クリッピング術 | 5 |
脳動脈瘤コイル塞栓術 | 11 |
頚動脈内膜剥離術 | 9 |
開頭血腫除去術(脳出血) | 3 |
内視鏡下血腫除去術 | 6 |
開頭血腫除去術(外傷) | 7 |
微小血管減圧術 | 1 |
経鼻内視鏡下腫瘍摘出術 | 1 |
慢性硬膜下血腫穿頭洗浄術 | 42 |
水頭症手術 | 14 |
その他 | 50 |
患者さんが少しでも元気になれるよう努力します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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一診 | 立澤 | 古野 | 立澤 | 立澤 | 立澤 |
二診 | 担当医 | 山中(小児脳外) | 土井 |
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脳血管障害のほか、脳腫瘍や三叉神経痛、顔面けいれんなど幅広く診療しています。各々の患者さんにとってどのような治療選択が適切なのか、患者さんや家族を幸せにするのかをいつも考えながら診療にあたっています。お気軽にご相談ください。