臨床工学技術課

ようこそ!臨床工学技士のページへ

こんにちは。臨床工学技士のページをご覧いただきありがとうございます。ここでは当院での臨床工学技士のお仕事を紹介いたします。

簡単に言いますと「医療機器のスペシャリスト」です。血液浄化装置、人工呼吸器、人工心肺装置、ペースメーカーなど生命維持装置の操作と保守点検を行うことが主な業務です。とは言えつねに機械と「にらめっこ」している訳ではございません。ほとんどは患者さんの横で医師・看護師・医療技術スタッフと共にチームになって臨床業務を展開しています。

次にお仕事の範囲ですがそれぞれの分野にスペシャリストを配置することは一つの方法かと思います。しかし当院では夜勤はもちろんのこと24時間365日つねに臨床工学技士が勤務をしているためさまざまな業務にたずさわります。よって自然と各分野に精通したジェネラリストとしての技量が求められます。当院ではこの「ジェネラリスト」を育てることで総合的な知識や技術を活かして患者さんの利益に貢献できることを目標にしています。

そのほかにメディカルスタッフへの医療機器の教育や災害医療(日本DMAT・赤十字救護班)、さらに心肺蘇生(ICLS)コースのインストラクターとしても活動しています。

お仕事の詳細

急性血液浄化業務

急性血液浄化業務(ICU)は主にCHDFを行います。ICUは特定集中治療室の8床と救命救急集中治療室が6床あり、ともにすべてのベッドでCHDFやPE、DHP、そして維持透析を行うことができます。

維持透析業務

透析センターでの維持透析業務はベッドが24床あり、そのうち個室透析が3床、感染症用陰圧個室が1床、オープンベッドが20床あります。多人数用供給装置を使用しているためすべてのベッドでon-line HDFとHDを行うことができます。よって透析液の水質管理には神経をトガらせています。

人工呼吸器業務

病棟で患者さんに装着されているすべての人工呼吸器の日常点検を毎日行っています。また始業点検や終業点検、そして計画的に定期点検も行っています。そのほかにRST(呼吸ケアサポートチーム)に所属しており、医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士のチームで週一回ラウンドを行っています。

人工心肺業務

心臓の手術をするためには心臓の動きを止めて手術しなければなりません。そこで心臓の代わりに人工心肺装置を使用します。この人工心肺装置の操作と管理を臨床工学技士が行っています。その他に大血管ステントグラフト業務も行っています。

手術室業務

近年、ロボットを使用した手術が主流になりつつあります。当院にはロボット手術センターがあり、主にダヴィンチを使用する手術を行っているため業務が円滑にすすむように準備から装着そして離脱まで行っています。その他にナビゲーション手術や手術室内の医療機器が適切に作動するように定期点検も行っています。

心臓カテーテル業務

心臓カテーテル室における検査と治療の介助を行っています。PCI・EVT治療ではIVUSなどのイメージデバイスをはじめとして、Rotablatorなどデバルキングデバイスの操作も行っています。またアブレーション治療においては周辺機器のセッティング・3Dマッピングシステムやラボの操作を行っています。

ペースメーカー業務

ペースメーカーに代表される不整脈デバイス業務を行っています。不整脈デバイスの植え込みからその後のフォローアップ外来、そしてMRI撮影時の設定変更、救急搬送時の不整脈解析など幅広く行っています。またDXに代表される遠隔モニタリングも行っています。

補助循環業務

当院は3次救急指定病院であるため補助循環装置を使用します。集中治療室や手術室、心臓カテーテル室などでECMO装置やImpella装置、IABP装置の操作を医師、看護師と連携しながら管理を行っています。

医療機器管理業務

臨床工学技士が医療機器安全管理者となり医療機器管理ソフトを使用して院内の医療機器の登録や管理を行っています。また輸液ポンプ・シリンジポンプ・経腸栄養ポンプ・低圧持続吸引器などを中央管理として貸出しています。もちろん医療機器が故障したりトラブルに見舞われたときは現場に急行したり、MEセンターで点検などを行います。その他には人工呼吸器・除細動器・補助循環装置・血液浄化装置・保育器などの保守管理も行い日々使用される医療機器が安全に使用出来るように努めています。

医療機器の教育研修

当院は法令により院内のスタッフに医療機器の教育研修を行う義務があります。新しい医療機器や生命維持装置の教育を臨床工学技士が行っています。モットーは「楽しく学ぶ!」です。

災害医療

当院は京都府の基幹災害医療センターです。また日本赤十字社でもあるため臨床工学技士にとって災害医療はたいせつな活動です。日本DMAT隊員や赤十字救護班としてあらゆる自然災害に派遣され現場で活動しました。また、コロナ流行の初期から京都府庁内でコロナコントロールセンターの運営支援をさせていただき実施しました。その他に当院は基幹災害医療センターとして京都府で行われる訓練や企画、運営の支援活動を行っております。

実績

2023年度
業務内容 件数
人工心肺 69
OPCABG 20
自己血回収 114
ナビゲーション手術 21
ECMO 26
IABP 37
IMPELLA 16
不整脈デバイス 植込み 38
不整脈デバイス 交換 28
不整脈デバイスフォローアップ外来 664
不整脈デバイス遠隔フォローアップ 355
不整脈デバイス(MRI等)撮像フォロー 101
心臓カテーテル業務(CAG) 342
心臓カテーテル業務(PCI) 297
下肢カテーテル業務(EVT) 152
心臓カテーテル業務(ABL) 81
アフェレーシス療法(血漿交換等) 194
ICU維持透析療法 160
持続緩徐式血液浄化療法 222
末梢血幹細胞採取 20
胸腹水濾過濃縮 20
血球成分除去療法 4
手術室血管撮影業務 58
ダヴィンチ手術 228
一般病棟人工呼吸器導入件数 370
人工呼吸器回診件数 3831
人工呼吸器患者搬送 121
医療機器点検・修理対応件数 1387
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