妊娠したいけどなかなか妊娠できない患者さんへ
妊娠に対して不安がある患者さんへ
月経異常(多い、来ない、痛い、など)がある患者さんへ
一度、気軽に相談してください

当院では2022年から保険適応となった一般不妊治療をおこなっています。
妊娠できないのは女性だけが原因とは限りません。原因は多岐にわたることもありますが、はっきりわからないこともあります。

当院でおこなうスクリーニング検査

子宮卵管造影検査

卵管が詰まっていては自然妊娠することは難しいです。卵管因子は不妊症の原因で最も頻度が高いです。ですので、まずは卵管の通過を確認します。卵管に造影剤が通るので検査後に妊娠率が少し上がるとの報告もあります。

ホルモン採血

ストレスで月経周期が乱れたり、それに類似した経験のある患者さんは多いと思います。排卵しにくい多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)という病気も不妊症の原因で頻度が高いです。脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)、あるいはテストステロン、抗ミュラー管ホルモン(AMH)を測ることでPCOSの診断をします。またAMHは卵巣予備能を知ることができます。

精液検査

精子異常も不妊症の原因で頻度が高いです。

上記のスクリーニング以外にも通常の経腟超音波で子宮と卵巣の状態を確認します。
子宮筋腫や子宮内膜ポリープがあると月経量が多くなり、不妊症の原因になります。
また卵巣にチョコレート嚢胞(子宮内膜症)がある場合、主な症状は月経痛です。年々ひどくなる月経痛は子宮内膜症のサインであることが多いです。子宮内膜症もまた、不妊症の原因となります。

当院でおこなう一般不妊治療

タイミング療法

卵胞の大きさを経腟超音波で測定します。18 mm以上になれば、タイミングをとってもらうようにしています。排卵2日前にタイミングを取ると一番妊娠率が高いといわれています。必要ならば排卵誘発剤も使用可能です。

人工授精

精液を洗浄・濃縮し子宮内に注入します。自然周期でも、排卵誘発剤を使用してもどちらも可能です。

一人一人の患者さんが妊娠していただけるように治療をおこないます。一般不妊治療で妊娠しない場合ももちろんあります。そのような場合は体外受精可能な施設(当院は京都府立医科大学附属病院と連携していますが、ご希望に沿った施設)に紹介いたします。

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