腎疾患への診療体制

腎疾患への診療体制

当科では、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、多発性嚢胞腎(トルバプタンの新規導入を含む)、慢性腎臓病(CKD)、急性腎障害(AKI)など、幅広い腎疾患に対応しております。

早期診療介入の重要性

腎疾患の診療では、早期の介入が重要な要素であると考えています。たとえ腎機能(eGFR)が正常範囲内であっても、以下のような患者さんについては早期のご紹介をお願い申し上げます。

  • 尿所見異常が持続する患者さん
  • 尿所見に異常がなくても、40歳未満でeGFRが60 ml/分/1.73平方メートル未満の患者さん

また、慢性腎臓病における薬物療法にも積極的に対応しています。降圧薬、利尿薬、SGLT2阻害薬の適切な使用、さらには腎性貧血の管理や治療方針についてもお気軽にご相談ください。

透析患者さんの診療体制

維持透析患者さんに対する三次救急医療では、心肺停止、多発外傷、呼吸不全、心不全、急性感染症、脳卒中、四肢・内臓の血流障害、薬物中毒など、重篤な状態に対し集中治療室(ICU)で迅速かつ適切に対応しています。

また、全身性疾患を有する透析患者さんの待機的手術では、周術期の透析管理において、安全性を優先とした治療体制を構築しています。透析患者さんは複数の合併症を抱えることが多いため、各診療科の専門医や医療チームとの緊密な連携を通じて、透析治療を提供しています。複雑な病態を有する患者さんの手術治療が必要な場合には、ぜひ当院へのご紹介をご検討ください。

実績

医師紹介

  • 部長
  • 中ノ内 恒如
  • 卒業年平成6年
  • 認定医・専門等資格名日本透析医学会専門医・指導医 日本急性血液浄化学会認定指導者 日本泌尿器科学会専門医・指導医 京都府立医科大学臨床准教授 日本透析医会理事

病態は一人ひとり異なるものですので、丁寧に説明をしたうえで、適切かつ迅速な治療をしたいと思っています。

  • 副部長
  • 太田 矩義
  • 卒業年平成19年
  • 認定医・専門等資格名日本透析医学会 透析専門医 日本内科学会総合内科専門医 認定医 日本腎臓学会腎臓専門医 日本腎臓学会腎臓指導医

患者さんとご家族の利益を優先し、適切な治療方針をご提案します。

  • 医長
  • 中山 雅由花
  • 卒業年平成15年
  • 認定医・専門等資格名日本透析医学会透析専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・認定医 日本腎臓学会腎臓専門医

尿検査異常または腎臓病と言われて、困っている人の助けになりたいと考えています。これまでの経験を生かし治療を提供します。

  • 医師
  • 植山 雄一
  • 卒業年令和2年
  • 認定医・専門等資格名日本透析医学会 日本内科学会 日本腎臓学会
  • 専攻医
  • 埜中 侑美
  • 卒業年令和5年
  • 専攻医
  • 藤原 聡士
  • 卒業年令和5年

診察担当医表

診察担当医表
一診(26診) 中山 植山
二診(29診) 埜中 藤原 中山 太田矩
  • ※再来は予約制