当血液内科は、現在血液専門医スタッフ 7名で、血液疾患全般を診療しています。
血液内科外来は、平日2診制で診療しています。
以下に記載している疾患が疑われます時は、遠慮なくご紹介ください。
またセカンドオピニオンについては、外来とは別に時間を十分とるようにしています。事前に電話等でご連絡いただきますよう、お願いします。
外来化学療法室では、外来施行可能な化学療法を行い、外来中央処置室で、輸血療法を行っています。
病棟では、急性白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫の患者さんに対し、治癒を目指した化学療法・造血幹細胞移植を積極的に行っています。再生不良性貧血、赤芽球癆、溶血性貧血(自己免疫性溶血性貧血、発作性夜間血色素尿症)、血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病)、血友病などの良性血液疾患も積極的に診療しております。
血液疾患も他の疾患と同様に、最近の新薬開発が著しく、必要な患者さんには、いち早く使用できるように環境整備に努めています。効果だけでなく、有害事象にも留意しながら、慎重に導入しています。また、各種研究グループ(JCOG研究会、JSCT研究会、JALSG研究会、W-JHS研究会、KOTOSG等)との多施設共同臨床試験に積極的に参加しています。
令和5年度の総入院患者数はのべ15,218名(前年度は15,283名)でした。総外来患者数については、のべ9,124名(前年度は461名)で増加傾向にあります。新入院患者数は778名で前年度よりも10名多く、こちらも増加傾向にあります。疾患の内訳としては、悪性リンパ腫が377名、急性白血病が154名、多発性骨髄腫が63名などでした。血液内科として特徴的な疾患である造血器腫瘍が大部分を占め、急性白血病患者数の増加が際立っていました。当科における代表的な疾患の最近の治療成績として、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫・濾胞性リンパ腫の5年生存率は各々73 %と98%と良好であり、当科の得意分野と言えるかもしれません。急性白血病では31%あり、これは我が国の平均的なレベルと思われます。造血細胞移植は年平均15件程度行っています。令和6年は同種移植が9件、自家移植が7件でした。
2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
---|---|---|---|---|---|
同種移植(血縁):末梢血 | 6 | 6 | 5 | 1 | 3 |
同種移植(非血縁):骨髄 | 1 | 4 | 3 | 4 | 3 |
同種移植:臍帯血 | 1 | 0 | 0 | 4 | 3 |
自家移植:末梢血 | 6 | 8 | 4 | 6 | 7 |
計 | 14 | 18 | 12 | 15 | 16 |
2021年 | 2022年 | 2023年 | |
---|---|---|---|
外来初診患者数 | 454 | 427 | 481 |
外来化学療法件数 | 808 | 1321 | 1456 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
一診 | 松本 | 古林 | 村松 | 内山 | 岩井(再診) |
二診 | 新山 | 大城 (血友病外来) | 杉谷 | 埜中 | 栗山(新患) |
午後 (2時~) | 移植後外来 (看護師) |
© 2025 Japanese Red Cross Kyoto Daiichi Hospital.