赤十字活動

当院は、「災害拠点病院」として、災害時は円滑に被災者救護が行えるよう、救護班・こころのケア班・DMAT等を編成し、発災時に迅速に医療活動を行える体制を整えています。また、赤十字普及活動の一環として、幼児安全法、高齢者の健康生活支援などの研修を実施しています。

赤十字救護班

日本赤十字社が組織する医療救護チームで、当院の救護班は医師1人、看護師長1人、看護師2人、薬剤師1人、主事2人の計7人を基本構成とし、本院は常時5個班を編成しています。救護班は被災地までの移動、医薬品・診療材料の調達、班員の衣食住は自分たちで賄うことが求められています。

東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など京都府支部の支援を受けながら現地で活動を行いました。被災地には、全国の赤十字救護班が交代で派遣されますが、長期にわたり継続した活動ができるよう平時より救護班の活動に関する研修会・訓練を実施しています。

救急車の前で集合写真

赤十字救護員養成訓練

救護活動を災害発生時に迅速かつ効果的に実施できるよう、平時より救護班の活動に関する研修会・訓練を実施しているほか、救護活動に必要な資機材等も整備しています。

赤十字救護員養成訓練の様子
赤十字救護員養成訓練の様子

幼児安全法

乳幼児に起こりやすい事故の予防とその手当、かかりやすい病気や発熱・けいれんなどの症状に対する手当などの知識と技術を学ぶ研修を行います。市民向け講習だけでなく、小児科スタッフや、お子さんのいる職員の参加希望に、育児短時間勤務者も受講できるよう考慮し数回研修を開催しています。

幼児安全法の講習会の様子
幼児安全法の講習会の様子

健康生活支援

高齢者支援活動、家庭内での介護の実際を理解するために「健康生活支援講習」を行っています。看護補助者、ナイトアシスタント、家族に介護が必要な方など職種に関係なく参加希望があります。

能登半島地震の支援を通して、災害時にも役立つリラクゼーションなど癒しのケアができる研修も行いました。

2024年度研修案内資料
2024年度研修案内資料

こころのケアチーム

日本赤十字社が組織する心理社会的支援を行う専門チームで、全ての被災者と救援者を対象に思いを聞いたり、心身の支援を行います。活動は、こころのケア要員が救護班に帯同する場合と独自にチーム編成し派遣される2つの方法があり、能登半島地震の際は京都府支部、京都第二赤十字の心のケア要員と協力してこころのケア独自のチームで活動を行いました。

出発前の同僚支援の様子
京都府支部でのブリーフィングの様子
京都府支部でのブリーフィング
こころのケアチームの活動の様子
こころのケアチームの活動の様子